
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
子供の習い事って、親の大きな悩みですよね。
- 「お隣の●●ちゃんは、水泳に行ってるらしい…」
- 「英語が話せないと、将来苦労するかしら…」
- 「いつから始めるべき?何をすればいいの?」
こんな悩みについて、大林家の実例も交えながらお話していきたいと思います。
Contents
いきなり結論。習い事を始めても、結局伸びない。
私が好きな本の一つに「子育てハッピーアドバイス」と言うものがあります。
素晴らしい本なので、ぜひ読んでみてください。
ここに書かれていたのが、「心の成長」というお話。
どういうことか?というと、子供の心は、3つの段階を経て成長していく、ということが話されています。
図にすると、以下のような感じです。
画像引用:http://www.happyadvice.jp/archives/11698
上の図からも分かるように、心の土台には「自己肯定感」があります。
- 自分は愛されているんだ
- ここに居て良いんだ
こういう自己肯定感が心の土台にあります。
その次に、「しつけ(ルールやマナーを覚える)」の段階があります。
そして最後に、「勉強」があるのです。
この順番を守らずに、いきなり勉強(つまり、習い事)に飛び級しても、結局上手くいきません。
(例)自己肯定感がない状態で習い事をさせても、上手くいかない
自己肯定感がない子供を習い事に行かせると、次のような悪循環が生まれます。
- 自己肯定感がないと、自身が持てない、劣等感が強くなる
- 上手くいかないことが当たり前になってしまう
- 両親が「なんでこんなこともできないの?」「お隣の●●ちゃんは、もうあんなにできるのに」と言ってしまう(※言葉にしなくても、態度でも伝わります。子供は感受性が強いのです)
- 「どうせ僕なんて…」と落ち込んでいく…
このように、傷に塩を擦り込むかのように、どんどん自己肯定感が下がっていってしまいます。
結局、何をやるか?は問題ではない
世の中には、たくさんの習い事があります。
例えば、習い事の人気ランキングをアンケートすると、以下の様なものは常にトップの方に挙がってきます。
- スポーツ(水泳、体操教室、サッカー、などなど)
- ダンス
- ピアノ
- 演劇
中には、送迎サービスなんかもついているような習い事もあったりします。
でも、結局のところ、「何をやるか?」の問題ではないのです。
つまり…
子供が好きなことを伸ばすのが一番!という結論
「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますが、子供が好きなことを伸ばすのが一番。
私は強く、こう思っています。
好きなことじゃないと、絶対に続きません。
努力できません。
ここぞという時に踏ん張れません。
ちなみに私は、中学校~大学まで、合計10年も英語を勉強しましたが、いまだに英語は話せません。笑
これは、私が「英語が好きじゃないから」です。
あなたも、自分が勉強してきたことの中で、身についていないものを思い出してみてください。
きっと、「好きじゃないから」身についていないのだと思います。
逆に、好きなことは、周りから強制されなくても、どんどん伸びていきます。
私も、本業のWebマーケティングのことや、趣味の筋トレのことは、大好きなのでどんどん吸収し、成長できています。
ちなみに、「書くこと」も好きなので、こういった形でブログを通じて情報発信もできています。
全部、好きだから、です。
我が家が実践している3つのポイント
うちには、2歳と0歳の息子がいますが、我が家が実践していることを3つ、ご紹介します、
参考になればと思います。
(1)ありがとう、大好き、などの言葉がけ
まずは、自己肯定感を高めること。
そのために、「ありがとう!」「大好き!」「●●してくれて助かったよ!」という言葉がけを、積極的にしています。
これは、子供に対してだけではありません。
子供は、親のことをよく見ています。
なので、夫婦間でも、「ありがとう!」「大好き!」と言葉で伝えることを習慣にしています。
思っていても伝わるかもしれませんが、言葉にすればもっと伝わります。
(2)子供が何に興味があるのか?を探す
先ほど「好きなことを伸ばす」という話をしました。
子供の”好き”を見つけるには、とにかく子供をよく観察することです。
- 何をしている時が、一番集中しているのか?
- どういう時に、目がキラキラ輝いているのか?
- 時間も忘れて、毎日毎日繰り返しやっていることは何か?
こういう部分を、親が意識して観察します。
そして、子供の”好き”を見つけたら、否定せずにすべて受け入れることが大事です。
例えば、うちの2歳の息子の例で言うと、最初はトーマスがとにかく大好きでした。
ここで、「トーマスが好きでも、将来なんの役にも立たないし…」とか思っちゃダメなのです。
好きなことというのは、思わぬ広がりを見せます。
うちの2歳の息子は、トーマスから始まり、次のように興味が広がってきています。
- 最初はトーマスが好きだった
- そこからプラレールに興味を持った
- プラレールに夢中になり、本物の電車に興味を持った
- 電車で色々なところに行き、ディズニーの「バズ・ライトイヤー」のプラレールに出会った
- ディズニーを知り、ディズニーの絵本に興味を持ち始めた (←今ここ)
もしかしたら今後、絵が大好きになって、将来は画家になるかもしれません。
ディズニーにハマって、ディズニーの映画製作に関わるようになるかもしれません。
このように、大人が思いもしない方向に広がっていくものです。
子供の”好き”を見つけたら、全力で応援すればいいのです。
(3)まず大人が行動で示す
「眠りながら成功する」などの本でも有名なジョセフ・マーフィーさんの名言に、こんなものがあります。
子供は親の言うことはきかないが、親のする通りにはするものです。
親の生き方こそ子供にとって最高の教材です。
~ジョセフ・マーフィー(牧師)~
結局のところ、親の背中を見て育つのです。
いくら習い事に行かせても、習い事の時間は、家族と一緒にいる時間と比べたら、微々たるものです。
子供にとっては、いつも一緒にいる親が、最高の教材なのです。
だからこそ…
- 大人が率先して、楽しんで勉強する
- 楽しんで本を読む
- 仕事を思いっきり楽しむ
こうしているうちに、子供は勝手に勉強に興味を持つようになります。
- 勉強って楽しいんだ!
- 仕事って楽しいんだ!
- 早く大人になりたい!
こう思ってくれたら、最高です。
あとは勝手に成長してくれます。
まとめ:習い事の根っこは「親が安心したいだけ」
私の個人的な考えですが、結局のところ、習い事に行かせたいという心理の根っこは、「親が安心したいだけなんじゃないかな?」と感じています。
親は結構単純で、子供が小さいうちから英単語が話せれば、安心します。
他の子よりも計算ができたら、安心します。
もちろん、習い事に行かせたいと言う気持ちには、子供への愛情も存分に含まれているので、その気持ちは素晴らしいと思います。
ただ、長い人生で見たら、最初の違いなんて、誤差みたいなものです。
親の安心のために習い事に行かせても、「あっちのほうがいいかも?こっちの習い事の方が良いかも?」と悩み続けるだけ。
その親に、子供も振り回されるだけ。
そう思います。
この悩みを解決するには、「習い事に任せないで、自分で行動し始めること」しか、手はないと思います。
自分で行動すれば、悩みは消えます。
自分以外の誰かに任せようとするから、悩みが膨らむのです。
子供と向き合って、”好き”を見つけて、それを伸ばすサポートをすること。
本来、子供は自分で生きていく力を身に着けています。
私は、息子に助けられたことが何度もあります。
仕事が大変だった時、息子は私をいい子いい子してくれました。泣けそうでした。
子供は、親が思う以上にちゃんと生きているのです。
親は、子供の”好き”が”もっと好き”になるように、そっと手助けしてあげればいいだけ。
必要以上に手を出さなくていいのです。
という、私の自論をツラツラと書いてきましたが、あなたの参考になれば嬉しいです^^