
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
「子供が、よく爪を噛んでいる…。これって愛情不足のサイン?」
「お義母さんに指摘されたけど、私って愛がないのかな…?」
こんな不安を解消するヒントになればと思い、不安なママへの処方箋をお伝えします。
Contents
大丈夫。あなたの愛は足りていますよ。
「子供への愛情が足りないのかもしれない…」
そうお悩みのあなたに、朗報があります。
結論から申し上げますと、あなたの愛は十分に足りています。
安心して下さい。
逆説的ではありますが、「足りないと感じる = すでに”愛する才能のようなもの”がある」ということなのです。
子供への愛情があるからこそ、愛情を注いているからこそ、ちょっとしたことが気にかかって、心配になってしまうのです
人間は、無いものには悩まない
例えばあなたは、「私は100メートルを10秒で走れない。ダメな人間だ…」と悩んだことはありますか?
「私には、宇宙飛行士になれる才能がない…」と悩んだことはありますか?
おそらく、そんな悩みを抱えたことなんてないでしょう。
これは、ズバリ「あなたには、その才能が元から無いから」です。
人間は、無いものには悩まないのです。
(ちなみに、世界レベルの短距離走の選手は、100メートルを10秒で走れないと悩みます。これは、その人に才能があるからです)
つまり、何が言いたいのかというと、「あなたが愛情不足で悩んでいるということは、あなたには愛情の才能があり、十分に足りている」ということです。
「愛情が足りない」と思えば、足りなく見える。逆もまた然り。
人間には、「フォーカスしたものばかり目に入ってくる」という性質があります。
どういうことか?
分かりやすく説明しますね。
(例)赤い車を数えてみましょう
あなたは今日、赤い車を何台見たか、覚えていますか?
おそらく、覚えていないと思います。
では、次に外出した時には、赤い車の数を数えてみて下さい。
きっと、たくさんの赤い車が見つかると思います。
これは、「赤い車が増えた」のではありませんよね。
「あなたが、赤い車にフォーカスしたからこそ、赤い車が見えるようになった」のです。
つまり、「自分の信念を強化する物事ばかり見つけてしまう」ということ
つまり人間は、「自分の信念を強化する物事ばかり見つけてしまう」生き物なのです。
あなたが「自分は愛情が足りないのかもしれない…」と悩み始めると、あなたは無意識に、「愛情が足りていない証拠」を探し始めます。
- 子供が指をしゃぶる、爪をかんでいる ⇒ 愛情不足かもしれない…
- 子供が友達と喧嘩した、噛んでしまった ⇒ 愛情不足なんだ…
- 保育園・幼稚園に行きたがらない ⇒ 愛情不足に違いない!
このように、どんどん自分の信念を強化してしまうのです。
しかし、実際には、そこに「愛情不足だ」という勝手な意味付けをしているのは、自分なのです。
愛情不足かどうか?という悩みを抱えていない人にとっては、これらのことは全く気になりません。
「子供が爪を噛んでいる = そんなこともあるよね」くらいな話なのです。
「爪を噛んでいる」というだけで、それ以上でも、それ以下でもないのです。
「自分は100%愛情深い。なぜなら~」と考えてみよう
逆に言えば、「自分は愛情深い」と考えれば、「愛情が足りている証拠」が自然と見つかってきます。
試しに、「自分は100%愛情深い。なぜなら~」と考えてみて下さい。
- 私は、毎晩、子供に絵本を読んであげている ⇒ 愛情が足りている
- 私は、子供をギューっと抱きしめている ⇒ 愛情に満ちている
- 私は、子供のために美味しいご飯を作っている ⇒ 私は愛情深い人間だ!
できなかったことを数えるのではなく、できたことを数えてみて下さい。
大丈夫。
あなたの「愛情が足りている証拠」は、たくさん見つかります。
過ぎたるは及ばざるがごとし。手放すくらいがちょうどいい
「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉もあります。
要するに「やり過ぎは、やらないのと同じくらい良くない」ということです。
私の周りにも、お子さんがいるママさん達がたくさんいますが、皆さん、愛に溢れています。
本人が気づいていないだけで、愛情深い人ばかりです。
「愛情が足りない」と悩んで、無理に行動しようとすると、かえって逆効果になります。
それよりも、「私は100%愛情を注いでいる」という視点に立ってみてください。
その方が、あなた自身も楽になれますし、子供にもより愛情深くなります。
悩みを手放してください。
「自分は愛が足りない」と言って、自分自身を傷つけないで下さい。
あなたは、自然体のままで、十分子供に愛情を注げているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
近年、スマホが普及した影響もあって、ネットでいろいろな情報が調べられてしまいます。
これには良い面もありますが、悪影響もあります。
「子供 愛情不足」などと検索すると、いろいろな記事が出てきます。
「爪を噛むと愛情不足」「無表情だと愛情不足」などなど…。
見れば見るほど、不安を掻き立てるようなことばかりです。
確かに、そういったサインに気付くことは、大事だと思います。
しかし、それを過度に心配しすぎて、ママが自分自身を追い詰めたり、傷つけたりしてしまうのは、悲しいことです。
子供にとって一番の幸せは、ママが笑顔でいることです。
肩の力を抜いて、自然体で子供と向き合ってあげて下さい。
その愛情は、必ず伝わっています。
参考になれば幸いです。