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0~6歳は黄金期!幼児教育で本当に大事な、「●●意識」とは?

0~6歳は黄金期!幼児教育で本当に大事な、「●●意識」とは?

こんにちは、大林プロフィールはこちらです。

近年、たくさんの幼児教育の教材や塾が出てきていますよね。

親の立場としては、「近所のあの子も通ってるみたいだし、うちの子も行ったほうが良いのかしら…?」など、悩まれる方も多いと思います。

そこで今日は、幼児教育で本当に大事なポイントについて、解説します。

0~6歳の幼児期が「学習の黄金期」と言われる理由

幼児教育のお話を分かりやすくお伝えするために、最初に簡単に、脳科学のお話をします。

脳科学と言っても、難しいものではありませんので、安心してください。

なぜ幼児は、見たもの聞いたものを、どんどん覚えられるのか?

幼児の時期は、見たもの聞いたものを、どんどん吸収します。
お子さんをお持ちの方なら、「いつの間に、そんな言葉を覚えたのかしら?」など、驚いた方も多いと思います。

大人になったら、英語を話せるようになるのも一苦労なのに、子供はすぐに日本語を覚え、話し始めます。

なぜこんなことができるのか?と言うと、実は、脳波に関係があるのです。

人間の脳波は、以下のように分類されます。

0~6歳の幼児期が「学習の黄金期」と言われる理由

幼児の時期は、この中でも、「シータ波」が活発に出ている状態になっています。

実はこの「シータ波」が、学習に大きく影響するのです。

シータ波 = 無意識に学習してしまう状態

実は、脳波がシータ波になっていると、「無意識に、見たもの感じたものを、全て学習してしまう」のです。

余談:催眠療法士も、脳波を活用している

例えば、催眠療法士も、このシータ波を活用して、患者さんを治療しています。
催眠療法士は、患者さんのトラウマなどを解消して、心の病を治したりするのが仕事です。

このトラウマ解消のために催眠を用いるのですが、催眠療法士は、患者さんの脳波をシータ波の状態にして、催眠をかけます。
そうすることで、催眠にかかりやすくなり、トラウマなどが解消され、治療できるのです。

言ってみれば、「シータ波の状態 = 催眠にかかっている状態」とも言えるのです。

そのため、見たもの感じたものを、無意識に吸収できてしまうのです。

幼児期に「知識」を詰め込んでも意味がない

さて、このように言われると、「じゃあ、幼児期に、いっぱい知識を詰め込めば良いんだ!」と思われる方もいるかもしれませんが…。

実は、そうではないのです。

知識は、時代に合わせて、どんどん変化していきます。
ある時代に必要だった知識が、次の時代には必要なくなっていた、ということもあるのです。

例えば語学だって、将来、自動翻訳機が登場したら、外国語を話せるアドバンテージはなくなってしまいます。
つまり、幼児教育で知識を詰め込んでも意味が無いのです。

では、どうすればいいのか?と言いますと…

幼児期に成長させるべきなのは、「知識」ではなく「潜在意識(信念・本能)」

ズバリ、幼児期に注力すべきなのは、「潜在意識(信念・本能)」を育ててあげることなのです。

[talk words=”プラスの潜在意識(信念・本能)を持っている子供は、
「自分は、やればできる!」と信じているので、
親があれこれ手出ししなくても、
自分で勝手にどんどん成長していきます。” avatarimg=”http://ohbayashi.tv/wp-content/uploads/2018/04/learning-for-kids-007.png” name=”プラスの潜在意識を持つ子供” align=l]

[talk words=”マイナスの潜在意識(信念・本能)を持っている子供は、
「どうせ自分はできない」と信じているので、
いくら親が頑張って教育しても、
なかなか成長できません。” avatarimg=”http://ohbayashi.tv/wp-content/uploads/2018/04/learning-for-kids-008.png” name=”マイナスの潜在意識を持つ子供” align=r]

潜在意識(信念・本能)を育てることは、言ってみれば、「心の土台を育てる」ようなイメージです。

分かりやすいように、子供の成長を、植物の成長に例えてみましょう。

幼児期に成長させるべきなのは、「知識」ではなく「潜在意識(信念・本能)」

植物で言うと、潜在意識は「土壌」、知識は「種」のようなものと言えます。

栄養が少ない土壌に、焦って早い時期に種を撒いたとしましょう。
確かに、種を撒くのが早いぶん、芽が出るのは早いかもしれません。
しかし、土壌に栄養が少なければ、弱い植物しか育たないのです。

一方、栄養がいっぱいの土壌だったら、どうでしょうか?

栄養がいっぱいの土壌を作るには、耕したり、肥料をあげたりしなければなりません。
その分、土壌を作るのに時間はかかります。
しかし、栄養いっぱいの土壌なら、撒いた種はグングン成長し、強く大きく育つのです。

このように、潜在意識(信念・本能)は、すべての学習の土台になるのです。

シータ波の状態は、潜在意識に入り込みやすい

先ほどお伝えしたように、脳波がシータ波の状態になっていると、無意識に吸収できます。

つまり、見たもの感じたものが、潜在意識に入っていく、ということです。

だからこそ、幼児教育では、「潜在意識(心の土台)を育てることが大事」なのです。

潜在意識とは?

さて、ここであらためて、「潜在意識とは何か?」について、簡単に説明します。

人間の意識には、「顕在意識」と「潜在意識」の2種類があります。

  • 顕在意識:普段、意識できる部分(知識など)
  • 潜在意識:普段、意識しづらい部分(いわゆる無意識、習慣化されていること、など)

図で表すと、以下のようなイメージです。

「顕在意識」と「潜在意識」

上記の図からも分かるように、潜在意識は、顕在意識よりも非常に大きい(影響力が強い)のです。

ある研究によると、潜在意識は、人生の97%(あるいはそれ以上)に影響している、とも言われています。

このように、潜在意識は、人生に大きな影響を与えているのです。

「潜在意識を育む = 自己肯定感を育む」ということ

幼児期に潜在意識を育むことは、「子供の自己肯定感を育むこと」だと思って頂くと、分かりやすいかと思います。

「幼児期に潜在意識を育む」=「子供の自己肯定感を育むこと」

自己肯定感というのは、「自分は、愛されている」「自分は、やればできる」という感覚のことです。

自己肯定感が高いと、世の中をプラス(肯定的)に捉えるようになります。
そうなると、「自分はやればできるんだ!」と思えるので、自分でどんどん成長できます。

逆に、自己肯定感が低いと、世の中をマイナス(否定的)に捉えるようになります。
そうなると、「どうせ、自分は何もできないんだ…価値が無いんだ…」と思ってしまうのです。
こうなると、いくら良い教材や塾を与えても、成長できなくなってしまうのです。

私が好きな、子育てハッピーアドバイスという本にも、「心の土台」という話のところで、以下のような図が出てきます。


画像引用:http://www.happyadvice.jp/archives/11698

ちなみに、かの有名なガンジーの格言にも、こんなものがあります。

信念が変われば、思考も変わる
思考が変われば、言葉も変わる
言葉が変われば、行動も変わる
行動が変われば、習慣も変わる
習慣が変われば、人格も変わる
人格が変われば、運命も変わる
~ガンジー~

この格言からも分かるように、最初に育むべきなのは「信念(つまり、潜在意識)」なのです。

子供の潜在意識(自己肯定感)を育む!幼児教育の3つのポイント

子供の潜在意識(自己肯定感)を育む!幼児教育の3つのポイント

(1)愛情を注ぐ(言葉でも、行動でも)

幼児期(0~6歳)の時は、産まれてきてまだ間もない時期です。
子供が、「この世は、どんなところなんだろう?」と見定めている時期、とも言えます。

この時期に、「この世は素敵なところだよ、愛に溢れたところだよ、楽しいところだよ」と伝えてあげましょう。
これが、子供の潜在意識に入り込んでいきます。

具体的には、「愛しているよ」「大好きだよ」「産まれてきてくれて、本当にありがとう」と、言葉で伝える。
また、「一緒に本を読む」「親も一緒に遊ぶ」といった行動でも、子供にはちゃんと伝わります。

(2)親が率先して行動する

牧師のジョセフ・マーフィー氏の言葉に、こんなものがあります。

子供は親の言うことはきかないが、親のする通りにはするものです。
親の生き方こそ子供にとって最高の教材です。

子供は、親の言葉ではなく、行動の方に強く影響されます。
大人が子供に「テレビばっかり見てないで!」と言葉で注意しても、親がテレビばっかり見ていたら、子供はテレビばっかり見るようになるのです。

  • 親が率先して、挨拶している姿を見せる
  • 親が率先して、本を読んだり、勉強をしている姿を見せる
  • 楽しそうに働いている姿を見せる

こういったことを、子供はちゃんと見ていて、無意識に真似していきます。

「勉強って楽しいんだ!」という情報が潜在意識にプログラムされれば、あとは勝手に伸びていくのです。

(3)環境を整える

子供が興味を持ちそうなものを、周りに用意しておいてあげることも大切です。

てれ部のような受動的なものではなく、能動的に関われるものを用意してあげると良いと思います。

  • 本に興味を持ってほしいなら、子供に見える位置に本棚を負いておく。
  • 自然に興味を持ってほしいなら、公園やフィールドワークに出かける機会を増やす。

難しく考えずに、「子供が興味を持つようにするには?」「好奇心をくすぐるには?」という感じで取り組むのが良いと思います。

まとめ:教育に「もう遅い」ことはない

いかがでしたでしょうか。

「潜在意識を育むこと」。
これこそ、幼児教育で大切なことだと、私は考えています。

ちなみに、「うちの子はもうすぐ6歳。今から始めてももう遅いかも…」のような心配は不要です。

よく言われることですが、『これからの人生で一番若いのは、今日』なのです。

「人的資本投資の収益率」というグラフからも、そのことがよく分かります。

「人的資本投資の収益率」のグラフ
引用元:Heckman,J.J.,&Krueger,A.B.(2005). Inequality in America: What role for human capital policies. MIT Press Books.

上記のグラフでも分かるように、若ければ若いほど、学習効果は高いのです。

言ってみれば、潜在意識に入り込みやすい、とも言えます。

ぜひ、今この瞬間から、スタートしてみてください。

参考になれば幸いです。

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