
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
親になると、こういった褒め方の悩みって、出てきますよね。
私も、同じように日々奮闘している親の一人です。笑
そこで、褒め方について、多くの本を読んだり、専門家の方の話を聞いたりしてきました。
そして自分自身でも、息子に対して実践してきて、「なるほど、こういう褒め方が良いんだな」というものが分かってきたので、今日はここでシェアしたいと思います。
Contents
良くない褒め方×2
(1)結果だけ褒めてしまう
こういった、結果だけを評価する褒め方は、良くないと言われています。
結果だけを褒められると、子供は「結果が出せないと、褒められない(自分には価値がない)」と思い込んでしまいます。
次に、同じような結果が出なかった時、「自分は結果が出せないから、ダメな人間だ」「結果が出ないなら、やっても無駄だ」と思ってしまう可能性があります。
(2)漠然と褒めてしまう
すごいね!
偉い!
こういった、漠然とした褒め方も、NGとされています。
何故かと言うと、子供がもう一度、その「すごいこと」をしようとしても、何をしていいかが分からないからです。
子供が「これを繰り返せば、また同じ成果を得られるんだな」と分かるように褒めてあげないといけない、ということですね。
子供の強み・才能を伸ばす褒め方×3
(1:初級編)プロセス(行動)を褒めよう
先程、「結果だけを褒めるのはNG」というお話をしました。
ではどうすればいいか?
と言うと、「その結果を得るために行った、プロセス(行動)を褒める」とGoodです。
例えば、次のような感じです。
良くない褒め方(結果だけ評価) | プロセスを褒める | |
---|---|---|
子供が描いた絵を褒める時 | 上手に描けたね! | すごくいいね!お花をよく見て、細かいところまで描いたんだね。 |
サッカーの上達を褒める時 | シュートが入ってすごい! | シュートが上手になったね!毎日、集中して練習を頑張ってるからだね |
プロセスを褒めることで、子供は「細かいところを見て描けば、もっと上手に描けるようになるんだ」のように、やるべき行動がわかるようになります。
(2:中級編)Iメッセージを添える
会話には、
- Iメッセージ(アイ・メッセージ)
- Youメッセージ(ユー・メッセージ)
という2種類があります。
Iメッセージ(アイ・メッセージ)とは?
主語が「私(I)」になっていますよね。
Youメッセージ(ユー・メッセージ)とは?
主語が「あなた(You)」になっていますよね。
子供は、親がIメッセージを添えて褒めてくれると、凄く嬉しいものです。
例えば、以下のように。
Youメッセージだけ | Iメッセージを添えると |
---|---|
自転車が上手に乗れるようになったね!毎日、パパと一緒に頑張ってたもんね。 | 自転車が上手に乗れるようになったね!毎日、パパと一緒に頑張ってたもんね。ママ、凄く嬉しいな。 |
子供は、親が喜んでくれると、もっと頑張ろう!と思うものです。
そういった意味で、Iメッセージは、とても大事なんですね。
(3:上級編)強み・才能を伝える
以前読んだ、ストレングス・スイッチという本に書かれていたことです。
この本には、「行動と一緒に、強みを交えて褒めると、その子が自分の強みを理解して、より効果的に発揮できるようになる」と書かれていました。
例えば、以下のような感じです。
創造力(強み)を発揮して思い切り発揮して、たくさんの色を使った(行動)んだね。
細かいところまで、すごく丁寧に書き込んであるわ(行動)。よく観察したからこそ(強み)、実物そっくりに描けたんだね。
疲れている時も、ゲームをやりたかった時も、粘り強く(強み)、テスト勉強を頑張ったね(行動)。
きちんと計画を立てる(強み)という自分のいいところを使って、放課後に先生に教えてもらうなんて(行動)、感心したぞ。だから、良い点が取れたんだな。
~参照:ストレングス・スイッチより~
こうすることで、子供が自分の強みを自覚できるようになって、次の行動がより良いものになっていくんですね。
大林家の事例「きれい好きだね」効果
調子に乗らないかな?という不安について
こういう不安、ありますよね。
これは、「結果だけ褒めて続けてしまった」時に、陥る可能性があるんだと思います。
例えば、テストで100点をとった子供に、「100点取れるなんて、賢いね!」と褒めたとします。
すると、子供としては「自分は賢いんだ」と悪い方向に勘違いしてしまい、勉強の手を抜いてしまう可能性があります。
そうではなく、先程お伝えしたように「100点取れたんだ!毎日、欠かさず勉強していたもんね。お母さん嬉しいな。継続力があるね。」と褒めるとGoodです。
この褒め方には、
- 毎日、欠かさず勉強していたもんね。(プロセス・行動)
- お母さん嬉しいな。(Iメッセージ)
- 継続力があるね。(強み)
が含まれていますよね。
親の言葉がけは、子供にとってとても大きな影響力があるんですね。
あらためて私も、子供への言葉がけに気をつけようと思った次第です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一口に「子供を褒める」と言っても、子供だって一人の人間です。
当然、感じ方にも個人差がありますよね。
だからこそ、まずは親が意識して言葉がけして、自分の子供に合った褒め方を見つけていくことが大事なんだな、と思います。
参考になれば幸いです^^