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自立した子供を育てる。両親に学んだ子育て術×7

自立した子供を育てる。両親に学んだ子育て術×7

こんにちは、大林プロフィールはこちらです。

自慢ではないですが、という前置きの後の話は、だいたい自慢話なんですが。笑

私は、「東葛飾高校(偏差値71、千葉県の御三家) ⇒ 早稲田大学 ⇒ 大学卒業直後に起業」という人生を歩んできました。(やっぱり自慢話。笑)

周りからは優等生に見られることも多いのですが…。
実際、私自身の力というよりも、両親の力によるところが大きかったと感じています。

正直、人間一人ひとりの能力には、そこまで大きな違いはありません。
結局、その人(子供)の良さを引き出せるかどうか?だけなんだと思います。

今日は、私なりに、両親から受けた教育法を、7つのポイントに絞って解説したいと思います。

両親から受けた教育:7つのポイント

(1)まず親が行動する。親が手本を見せる

私の両親は、毎日楽しそうに生活していました。

  • 父は、経営者として、楽しんで仕事をしていました
  • 父は休日には、仕事の話を楽しそうに話してくれました
  • 母は歌が好きで、毎日楽しそうに鼻歌を歌っていました

こういった「楽しそうに生きている大人」を見て、私は無意識に、「大人になるって楽しそう!早く大人になりたい!」と感じていたのでしょう。

それが、自発的に勉強したり、目標を高く持つキッカケになったのだと感じています。

有名な、山本五十六さんの格言にも、こんなものがあります。

やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。

両親は、意識してか無意識か、これを実践してくれていたように思います。

(2)求めない

今思えば、私は、両親に「勉強しなさい」と言われたことがありません。

それは、「私が進んで勉強していたから」というわけではないと思います。

順番が逆なのです。

逆説的ですが、親が「勉強しなさい」と言わないから、子供が進んで勉強するようになるのです。

親が「勉強しなさい」と言わないから、子供が進んで勉強するようになる

「そうは言っても、何もしなかったら、子供はもっとダラケてしまうのでは…?」

このように心配される方もいるかもしれませんが、だからこそ、「まず親が行動する」のです。
「親が手本を見せる」のです。

例えば、親が率先して、本を読む。
親が率先して、資格取得などの勉強をする。

それを見た子供は、自然と勉強に興味を持つようになります。

そもそも、興味のないことを強要されるほど、苦痛なことはありません。
それは、大人はもちろん、子供だって同じはず。

自ら進んでやるのと、やらされるのでは、身につく度合いがぜんぜん違うのです。

(3)興味をもたせる、好奇心を刺激する

私の実家には、大きな本棚がありました。
そこには、父の仕事関係の本が、ズラッと並んでいました。

私は幼いながら、この本棚を見ていたからこそ、読書に興味を持ったのだと思います。

また、両親は、私がいろいろなことに興味を持てるように、刺激を与え続けてくれました。

  • 父は、仕事で疲れて帰ってきても、私と将棋をやってくれました
  • サッカーやスイミング、バスケットボールなど、いろいろな経験をさせてくれました

そして、それを強要せず、選択は私に委ねてくれました。

「これをやって、絶対にやり遂げなさい」ではなく、「やってみて、興味があったら続けたら良い」くらいのスタンスで接してくれました。

だからこそ、自分で興味のあるものを選択し、自主的に行動できたのだと思います。

(4)子供に決めさせる

「求めない」にも関わってきますが、両親は、選ぶのは私に委ねてくれました。

親が子供の代わりに決めれば、親は安心するでしょう。
例えば、親が「この学校を受験しなさい」と言って、子供がその通りに受験して合格すれば、親としては嬉しいものです。

しかし、人生は、受験に合格すれば終わり、というものではありません。
必ずその後に、山あり谷ありの人生が待っています。

その時に、自分以外が決めた道だとしたら、きっと途中で挫けてしまうでしょう。
「あの時、親に受験しろって言われたから、言う通りにしたのに…」と、逆効果になってしまうかもしれません。

自分で決めれば、その責任は自分で取るしかありません。
それが、子供の自立心・自主性を伸ばすのだと思います。

自ら決断することで、主体性が生まれる

私が起業する時も、両親は「やってみたら良いんじゃない?」と言ってくれました。
きっと、内心、すごく不安だったと思います。
「一回くらいは、一般企業に就職してからでもいいのでは…」と思っていたかもしれません。

しかし、最終判断は、私に委ねてくれました。
だからこそ、自分の人生に責任を持てるようになりました。

本当に、感謝しかありません。

(5)小さな進歩に目を向ける

両親は、私の小さな進歩を、ちゃんと褒めてくれました。

今でも覚えているのが、私が小学生の頃、地域のミニ四駆大会に出たときのことです。

ミニ四駆の大会前日の物語

私は大会前日、ミニ四駆の調整に燃えていました。

しかし、なかなか上手くいかない。思ったようにスピードが出ない。
これでは大会で勝てない…。

そうやって落ち込んでいた時、母は、「私はミニ四駆は分からないけど、亨輔が一番いいと思うようにしてみたら?」とアドバイスしてくれました。

そして私が少しミニ四駆を手直しすると、ほんの少しですが、速くなったのです。

そこで母は、「すごいすごい!速くなったね!」と、自分のことのように喜んでくれたのです。

これに気を良くした私は、やる気を取り戻し、改造を繰り返しました。

そして、結果的に、その地区大会で優勝することができたのです。

母は、今はもう忘れてしまっているかもしれません。
しかし、私は、今でも覚えています。

あの時、母が私の小さな進歩に目を向けてくれなかたら、私は諦めてしまっていたでしょう。

遠い目標だけ見て頑張れるほど、人は強くありません。
目の前の小さな進歩を、少しずつ積み重ねていくことで、大きく成長できるのです。

(6)他人と比較しない。過去の自分と比較する

両親は、私を他人と比較したことがありません。
「●●君は、ここまでできるのに、亨輔は…」のように言われたことは、一度もありません。

他人との比較には、終りがありません。
上には上がいるものです。
誰かを目標にして、その誰かを上回っても、また別の誰かが立ちはだかります。
いつまでも「誰かより劣った自分」になってしまいます。

そもそも人間は、一人ひとり違うのです。
他人と比較するということは、マラソン選手がボディビルダーを見て、「筋肉モリモリで羨ましいなぁ」と羨ましがるようなものです。
そもそも、種目が違うのです。

他人との比較に意味はない。常に自己ベストを更新する。

そうではなく、比較する相手は、「過去の自分」です。

  • この前のテストより、ここがよくできるようになったね!
  • この前の試合より、ここの動きが良かったね!

このように、常に過去の自分を上回ることを、意識づけてくれていたように思います。

常に自己ベストを目指すこと。
これが、子供の自主性を伸ばす秘訣なのだと感じます。

(7)難しそうでもNoと言わない。できる方法を考えさせる

両親は、「どうやったら出来るかな?」と言い続けてくれました。

難しそうなことでも、「無理だよ」とは言わず、できる方法を考えるように導いてくれました。

こういった経験から、私は「逆算思考」が身についたのだと思います。

積み上げ思考と、逆算思考の違い

現在から未来を見る「積み上げ思考」だと、可能性が制限されてしまいます。
どうしても、今をベースに物事を考えてしまうので、アイデアや閃きが出てこなくなります。

そうではなく、未来から考えて、そこから逆算する。
「逆算思考」にすることで、可能性が広がります。
結果的に、難しそうに思えた目標でも、達成することができるのです。

まとめ:子供は、自分で成長する力を持っている

個性を伸ばす教育で有名な、モンテッソーリ教育でも、こんなことが言われています。

子どもは自分で成長し発達する力をもって生まれてくる

子供が、上手くゆくと感じて取り組んでいるときは、決して手助けしないように。

教師にとって、最も偉大な成功の証は、
「子供達が、あたかも教師がいないかの如くに 勉強している。」
ということが出来ることである。

両親が、モンテッソーリ教育を知っていたのかどうか?は、分かりません。
しかし、無意識に、その方向に導いてくれていたのだと、強く感じます。

私の良さを引き出してくれたのは、間違いなく、両親です。

そして今、私も、2人の子供を持つ親となりました。

この子達の良さを引き出せるのも、間違いなく、親である自分です。

両親から受け取ったバトンを、我が子にも繋いでいけるように、パパ頑張ります。( ・`ω・´)キリッ

参考になれば幸いです。

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