
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
子供向け:起業体験ワークショップ「あんとれサンデー」も、いよいよ3日目になりました。
3日目は、いよいよ、参加者各自が好きなことを形にしていく段階に入りました。
今日は、その様子をご紹介します。
Contents
第3回目の様子
最終回のプレゼンで使う紙芝居(プレゼン資料)を発表
あんとれサンデーの最終日には、大人の前で、小学生たちが「私は、こんなビジネスをやってみたい!」と発表(プレゼン)します。
その際に使うプレゼン資料(紙芝居)を作ってくるのが、前回2日目の宿題でした。
今回3日目は、このプレゼン資料(紙芝居)を、参加者全員の前で発表するところからスタート。
実は、このプレゼン資料(紙芝居)の流れにも、コツがあります。
聴衆に刺さるプレゼンにするには、大まかに、以下のような流れになっているのがベターです。
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私はこんな夢がある。
こんなことを実現したい。
こんな問題を解決したい。
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そのために、●●があると解決できる
⇒ 私は●●を作りたい
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私が作る●●はこういうもの、こんな特徴がある。
今までの●●とここが違う
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私の●●があったから、困ってるみんなが、こんなにハッピーになる。
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例えば、「靴屋さんになりたい」という子供がいたら、プレゼン資料は、以下のような感じになります。
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足が大きい女性は、可愛い靴がなくて困っています。
私のママも、その1人です。
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私は、そういう「足が大きい女性」向けの、可愛い靴を作りたいです。
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普通のお店は、大きくても24cmくらいしかサイズがありません。
私のお店は、それ以上のサイズ専門です。
オーダーメイドもできます。
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この靴があれば、足が大きい女性もオシャレに、ハッピーになれます。
お出かけや仕事、結婚式などのパーティーが、もっと楽しくなります。
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あんとれサンデーに参加してくれた小学生たちも、各自の好きなことを、上手く紙芝居に落とし込んでいました。
ビジネスのプロトタイプ(試作品)を作ってみよう!
3日目の後半は、いよいよ自分の手を動かしながら「ビジネスのプロトタイプ(試作品)を作る」という取り組みをしました。
例えば、
- お店を出したいなら、そのお店の模型を作ってみる
- 何かしらの商品を作りたいなら、紙やダンボールで、試作品を作ってみる
- アプリを作りたいなら、アプリの動作画面のモックアップを絵に描いてみる
といった感じですね。
参加してくれた小学生たちも、この日のために、「どんな材料が必要か?」を考え、思い思いの材料を持ってきていました。
好きを仕事にするメリット×3を、改めて感じました
この3日目の子供たちの様子を見て、講師の立場として、あらためて「好きなことを仕事にするメリット」を感じました。
(メリット1)努力している気がなくても、どんどん成長できる
自分の好きなことに取り組んでいる時、その人には、「努力している」という感覚がありません。
純粋に「楽しんでいる」だけです。
例えば、今回の参加者の中に、「洋服のデザイナーになりたい女の子」がいたのですが…
その子の描くデザインはすごく上手!
お母さんに話を聞いてみたところ、「家でもよく描いています」とのこと。
好きなことは、強制されなくても、自分でどんどん取り組んで、成長していけるものです。
私が好きな格言に、こんなものがあります。
天才とは、蝶を追っていつの間にか山頂に登っている少年である
これは、アメリカの作家:ジョン・スタインベックの格言ですが、まさにその通りだな、と感じました。
(メリット2)アイデアがどんどん湧いてくる
好きなことは、アイデアがどんどん湧いてきます。
例えば、今回参加してくれた小学生の中に、「猫カフェのついたホテルをやりたい」という子がいます。
ブレストしていたところ、「猫カフェにいる猫を、ホテルの部屋に連れて行って、飼っているシーンを体験できる」というアイデアが出てきました。
猫を飼いたい人は、「実際に飼った時に、どんな感じなのか?を体験したい」ニーズがあります。
そのニーズに応える、素晴らしいアイデアですよね。
こういったアイデアは、好きじゃないとなかなか出てきません。
(メリット3)自己肯定感が高まる
好きなことは、どんどん上達します。
集中して取り組めます。
結果、「1つのことをやり遂げた!」という達成感を味わうことができます。
この「やり遂げた!」「自分にもできた!」という気持ちが、自己肯定感を高めてくれます。
自己肯定感が高ければ、自分で進んで、いろいろなことにチャレンジできるようになります。
これは、勉強やスポーツ、将来的には仕事の面においても、その子の土台になってくれます。
今回の宿題は、「4P」を考えてくること
さて、今回の宿題は「4P」を考えてくることです。
「4P」というのは、マーケティングでよく使われる言葉で、以下の4つの頭文字を取ったものです。
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[tablerow title=”Product
プロダクト” icon=”” align=”center” width=”20%” class=”” bgcolor=”#dddddd”]
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「他と違うところ」は何?
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[tablerow title=”Place
プレイス” icon=”” align=”center” width=”” class=”” bgcolor=”#dddddd”]
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「どこで」売る?
「どこに」お店を出す?
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[tablerow title=”Promotion
プロモーション” icon=”” align=”center” width=”” class=”” bgcolor=”#dddddd”]
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「どうやって」売る?告知する?
自分がターゲットにしているお客さんに知ってもらうには?
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[tablerow title=”Price
プライス” icon=”” align=”center” width=”” class=”” bgcolor=”#dddddd”]
[tablecell align=”center” width=”” class=”” bgcolor=””]
「いくら」で売る?
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当たり前ですが、「ただ好きなだけ」では、趣味にはなっても、ビジネスにはなりませんよね。
この4Pを考えることで、好きなことが、ビジネスへと進化していきます。
皆が、どのようにこの宿題に取り組んできてくれるのか?
次回がとても楽しみです。
まとめ
好きなことをしている時、人は最高に輝いています。
「好きなことをしている時、その人は最も世の中に貢献できる」とも言えます。
これは、子供だけではなく、大人も同じです。
- 好きなことに全力で取り組めて、本人もハッピー
- それによって世の中に貢献できて、周りもハッピー
このあんとれサンデーを通じて、そんな世の中に少しでも近づけたらいいな。
そう感じています。